震災のお陰で、沢山の素晴らしい人たちと縁が出来ている。そのお一人に、京都の嵐山に住む森孝之先生がいらっしゃる。素晴らしい自然環境の自宅を「エコトピア」と名付け、自然と調和したライフスタイルの大切さを多くの人に発信している。
その先生が、先日、静岡に拠点のある小さな農業を提案する「花の村」の機関紙に書かれていた話がとても素敵だった。
それは、今回の震災で大活躍の自衛隊についての話である。「自衛隊を国是で災害救援隊に生まれ変わせ、武器ではなく、医薬品や水などを背負い、被災者のもとにパラシュートで舞い降りてもらう。世界に天災が生じるたびに災害救援隊として出動して、実績と実力を積み重ね、世界からあてにされる国となり、日本を不可侵の対象にしてもらう。そうすれば、日本の若者はきっと大勢が自衛隊に入隊し、世界になくてはならない国をめざして心血を注ぐはずだ」というものである。
これは、素晴らしい提案だと思った。自衛隊は、その理由が何であろうと、とにかく戦争を目的とした集団というマイナスイメージを持っている。これを、世界を災害から救うプラスイメージの集団に変身させる!と言うものである。
今回の災害を機に、もし、日本の自衛隊をそんな集団に生れ変わらせることが出来たら、どんなに素晴らしいことだろう。原発事故の汚名を返上し、どんな国からも尊敬される国になるかも知れない。震災処理、政局だけに夢中な、点数が下がりっぱなしの政治家に、この高邁な提案をぜひ実現してもらいたいものである。
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