2014年2月4日火曜日

朗読劇のお知らせ

 震災後、避難している京都で、久々に演劇家の古い友人と会う機会があった。
彼女は、東京を拠点に、オーガニックシアターと言う名前で、数々の社会派の演劇活動をやっている演出家。

 いろいろと話をしている内に、被災した私を元気づけようと、長年劇団でやっている井上ひさしの名作「父と暮せば」を親娘でやってみませんか?と提案してくれた。この作品は、原爆をテーマとした劇で、それをフクシマの実の親娘が演じたらとてもタイムリーでいいのでは、と言ってくれたのだった。

 たしかに青春時代は演劇をライフワークにと血道を上げていた時期があった。そんな虫がついうづいたのか、震災で、大好きだった演劇を諦めかけていた娘をちょっと元気づけてやりたいと言う思いもふと湧いて、年甲斐も無く「よし、やってみようか!」と言ってしまった。

 朗読劇とは言え、はるか昔にやっていたことである。自分ながら大丈夫かなという心配もないではなかったが、今更照れる歳でもなく、作品を読むと、今の私たちの心境そのままがそこに顕されていてとても共感が持てた。

 なんと、昨年に一度京都でやった試演が縁が縁を呼んで、2月9日は広島で、10日は岡山で、16日は東京で、3月は京都でも再演をやることになってしまった。

 東京では、20年ほどかかわってきたNPO「2050」の活動の一環として、広島と岡山では、縁のあった人たちが主催してくれることになった。しばし途絶えている友人、知人たちへの挨拶も兼ねてのことである。もし、お時間があったら、どこかに顔を出してくれたら嬉しい限りである。宙八

◯ 朗読劇「父と暮らせば」
      井上ひさし作 
      ナガノユキノ演出

 〜 私たちにとって、もっとも大切なことは・・・〜

   出演:橋本宙八、朋果、松本匠子(ピアノ)
 

2月9日<広島>
   ところ:「真宗学寮」西区南観音2−8−15
   電 話:082−231−2900
   時 間:開演13時30分
   参加費:自由懇志
   問い合わせ:岡本090−7503−4989
           主催:海と風と光の会

2月10日<岡山>
   ところ:「岡山禁酒会館」
       (090−1687−5071)
   岡山市丸の内1−1−15(市電「城下」下車すぐ)
   時 間:13時30分〜
   参加費:1200円、避難している人500円
   問い合わせ、予約:電話&ファクス
   主催:市場(いちば)
      086−277−7522


2月16日<東京>
   • ところ:東京都港区エコプラザ3階会議室A
   (港区浜松町1-13-1 浜松町駅から徒歩4分)
   • 時間:13時半〜15時半
   • 参加費:会 員、学生500円、
         非会員1000円
   • お問い合わせ 主催:NPO「2050」
      電話:03ー3443−0428
 ・
      

0 件のコメント: