2010年2月19日金曜日

オリンピック選手に思うこと

冬季オリンピックがたけなわ、どんなスポーツでもアートでも、一流はじつに面白い。
特に国内のそれとは違って、世界の中で日本人のセンスや力量がいろいろな角度で見えてくる。比べることで国民性の違いもよく分かる。

素晴らしい能力を持っている選手が一杯居るが、特に、金銀銅のメダルに届く選手と言うのは、どこかが違う。いわゆる、オーラが演技にも人格にも漂っている。体力面は元より、メンタル面の強さが違う。世界のトップ選手の技術はどんなスポーツも僅差である。勝負の分かれ目は、結局、精神力の強さにあるようだ。

その意味では、体力面でも精神面でも今一つ頼り無い日本選手にいつも無念な思いを抱く。なんてことを言うこと自体がもう時代遅れの感性なのかも知れないが、それでもやっぱり我々の次代を担う日本の若者たちの体力や精神レベルは気になる。

顔を見れば、その選手の身体の状態がよく分かるが、日本選手の多くが腹に力がない。いわゆる胃や腸が緩んでいる。呼吸も浅い。顔もむくんでいるのが多い。これではモチベーションが上がるはずがない。多分、甘いものや果物、清涼飲料水やアルコールの摂りすぎが原因だろうが、あの緊張の無い身体の状態では、絶対に、これっと言った勝負の時には勝てるはずがない。いい食べ方をしてくれたらいいのになあ、とつい思ってしまう。

肉体的にも精神的にも、世界に勝つコンディションを作るためには、食のコントロールと知恵が絶対に必要だ。日本のオリンピック選手にぜひ伝えたいことである。

0 件のコメント: